48 墓標の松 
 

庵治町の沖の大島の西海岸に、800年もの老松を中心とした松原がある。
以前には東海岸にも同様の松原があって、これらは墓標の松とよばれてきた。

平家の将兵が、屋島の戦いに敗れて長門へ落ち延びる時、将兵や一族の亡骸を弓や刀を共に埋め、その標として小松を植えたという。
今でもこのあたりでは人骨・刀・土器などがよくでるという。この松原付近で昼寝をしていると、夢に鎧武者が現れて起こすという。