36 瓜生ガ丘(雨龍が岡・宇龍岡)

王墓の東南の低い丘、すなわち西林寺あたりから菜切地蔵にかけて西方に連なる一帯の小高い丘をいう。
今は開墾されて殆ど畑になっている。里人は一本松ともいっている。

鎌長製衡の敷地の西南外側畔に、香川県国立公園協会の建てた「宇龍ケ岡」の石柱がある。

南海治乱記の屋島法橋の物語に
 「是より巽に当たり三町計りにして平らなる阜あり、雨瀧山という。是源氏の陣地なり」
とある。この丘を柴山又は野山ともいう。
また、瓜生が丘から菜切地蔵のある丘陵あたりを源氏が丘とか、桟敷が岡とか呼んでいる。