7 落人の碑

屋島東町藤目の宅見池の東北隅にある。

昔、物凄い台風が四国を襲った時、この溜め池の北側にある小川に山から土石流が流れてきた。台風が過ぎ去って村人が小川を見ると、上部は約20センチメ−トル四方で三角にかげていて、高さは約60センチメ−トルの石が2個流れてきていた。誰言うとなく、これは過ぎし寿永の昔、源平の合戦で戦死した武将を悼んで作られたものであろうと、それからはねんごろに池のほとりにお祀りした。

ここには小さい御堂があって石地蔵が祀られているが、その右側には4文字が刻されているが判読できず、左側は「阿開(間)如来」と刻されている。左側のものはアカンニョライと称されて、今も里人のお参りが絶えないという。