各 種 団 体                          

 

屋 島 青 年 団

この団体は、昔は『若連中』といって、主として青年の親睦を本旨としたもので、氏神祭典奉納物の運行や、水害火災の警防を事業としていた。

明治41年になって町長や学校長が全町の有識者とはかって、屋島の各地区に支部をおき、本部によりこれを統一指導する屋島青年団を組織した。

初め団員の資格は、15才以上40才未満としていたが、後に尋常小学校卒業以後20才未満までと改正された。

屋島青年団 明治42年3月24日設立 

      初代団長 坂  健 三

      団員 252名

 この青年団の事業は規約によると、

 1 敬神崇祖の実を挙ぐること

 2 老幼敬愛の道を修むること

 3 風紀の改善を図り勤倹貯蓄をなすこと

 4 団員相互の慶弔慰問をなすこと

 5 団員の善行を表彰すること

 6 各種奨励事項の研究実行に努むること

 7 図書の閲覧法を設くること

 8 講習会及び講話会を開催すること

9            体育の向上発展を図らんがために運動会・武道・遠足を行ふ 

10        社会奉仕事業及び慈善事業に尽くすこと

 11 その他必要なる事項となっていた。

 

屋 島 婦 人 会            

婦人の智徳を研修し、社会事業に貢献することを目的に、昭和8年4月3日に結成された。

 この婦人会の事業は規約によると、

 1 婦徳を修め質実を旨とし、国民精神の作興に努むること

 2 女子教育の振興を図ること

3            婦人心身の修養に資するため講習会、講演旅行、遠足等行ふ 

4  婦人の識見を高め家政の改良を図ること

 5 勤倹力行会員相互の慰謝救済をなすこと

 6 地方教育及び社会教化事業に対し助力をなすこと

 7 その他本会の趣旨に適切なる事業

 

処 女 会

教育に関する勅語の趣旨を遵奉し、婦徳を涵養し知能を磨き会員相互の親睦を図る目的をもって、屋島尋常高等小学校に事務所を置き大正7年に結成した。

会員資格は、本町に居住する女子にして義務教育を卒えたる、20才未満の未婚者とするとなっている。

(家庭が貧しくて学校に行けなかった者や、病弱なため就学を免除された者等についての取扱の条文はない)

屋島町処女会 大正7年4月13日設立

       初代会長 武 田 ヨシヱ

 

屋 島 産 業 組 合

屋島全域を1区画として、大正12年3月28日より事業を開始。事業内容は、信用購買販売部を主とした。

当初の組合員数は、73名で出資金は9,980円。

 

自 治 区

燐保団結と共同自治を図り、政令の通達と民情の伸張を目的として、昭和8年4月1日町制実施記念事業として創設。

 

東 讃 塩 業 組 合 出張所

製塩業者の金融機関として、東讃塩業組合の出張所が設立された。

 

保 勝 会

屋島の史跡名勝と、風致の保存及び観光に関する諸施設を作るを目的に、昭和7年11月3日創立された。当初会員350名。

 

景 山 顕 彰 会

屋島の製塩業の創始者である梶原景山先生の偉業を顕彰する目的で、大正15年10月27日創立。当初会員200名。

 

屋 島 商 工 会

会員の親睦と商工会の発展を図り、地方産業の開発に努めるを目的として、大正元年創立。会員350名。

 

煙 草 耕 作 組 合

煙草耕作改良を目的として、昭和元年創立。会員60名。

 

塩 叺 製 造 組 合

塩叺製造の改良を目的に、大正11年創立。会員290名。

 

衛 生 組 合

衛生思想を普及し、公衆の保健衛生の実をあげるため、大正12年3月創立。

 

帝 国 在 郷 軍 人 会

屋島町分会 明治43年3月10日設立

      初代分会長 陸軍歩兵少尉 藤 岡 金三郎

      会員250名

 

屋 島 農 会

農業の改善進歩を図り、産業の開発と興隆の実績をあげるを目的に、明治44年創立。大正12年農会法の改正により組織を一部変更する。

 

日 本 赤 十 字 社

 会員総数70名。

 

屋 島 青 年 訓 練 所 後 援 会

屋島青年訓練所の各種事業を援助するを目的に、昭和9年2月9日設立。

 

大 日 本 愛 国 婦 人 会

 会員総数70名。

 

大 日 本 国 防 婦 人 会

屋島町分会 昭和11年3月14日設立

       初代分会長 原 田 ワ キ

       会員 821名

 

× 五 × 会(×印は文字不明瞭)

至誠を本とし、勤勉力行に励み醇厚な風習を作るを目的に、明治42年2月25日創立。

 

屋 島 青 年 会

教育勅語及び戊申詔書の御趣旨を奉戴して、智徳の修養身体の鍛練醇厚の美風独立自治の精神を養う目的で創立した。

 

潟 元 戸 主 会

自治の精神を注入し、その趣味を普及するを目的に創立。

会員は、本村内に在住する戸主を以て組織する。創立時期は不明。

     

屋 山 同 志 会

和×協同醇厚の風(以下欠落のため読めず) 会費1ケ月10銭

     

屋 島 婦 人 会

教育勅語及び戊申詔書の御聖旨を奉戴し、婦人の品性を陶冶し兼ねて親睦を図るを目的に、15才以上の婦人を以て、明治43年4月組織。

 

屋 島 青 年 親 交 会

青年の風儀矯正、自治精神の普及、会員の親睦を図ることを目的に、明治43年5月創立。会費1ケ月10銭。

 

潟 元 是 金 会

時間を厳守しこれの励行を図るを目的に結成。

公私の会に定時刻に参会し、不参又は遅刻をしないこと。この趣旨を一般村民に普及督励すること。