社 日

 

春分・秋分に近い戊(つちのえ)の日のことで、この日は、地神農神を祀る日とされている。

昭和24年秋、屋島で耕作面積が一番広い大橋前地区に、地神様の祠がなかったので、黒川貴一・中村嘉次郎・山地栄吉の3氏の提案で、大橋前農業組合(現実行組合)が石工藤村喜六氏に依頼して制作し、山地栄吉氏宅の南前の大谷川堤防上に建立した。

この社日講のお祭りは、『手伝い五人組』を3組組織し、抽選で引き当てた当元が、春秋の社日にお祭りを取り仕切っていた。

この祠は、大谷川が改修された昭和47年春に、その頃まだ八坂神社の社有地であった、大橋前太鼓台格納庫の地に遷座したが、その後、すぐ横にあった警鐘台を撤収したとき、昭和58年8月8日、現在の不動尊堂の東に再度遷座した。

     祠は5角柱で、

天照大神 倉稲魂命 植安援命 少名彦命 大己貴命

の5神が祀られている。