13 鉢の廻門の跡
 

屋島北端、長崎鼻の西北の海をいう。

屋島寺記によれば、長崎鼻の約800メ−トル西北の沖の所で、空鉢上人が、鉢を飛ばして往来の船に食を乞うていたが、あるとき鉢を漁船に投げたところ、漁師が誤って魚を入れたため、たちまちにして鉢が海底に沈んだという。ここを鉢の淵ともいう。