18 長崎鼻
 

屋島の北端眺望絶佳の海岸にある。

昔はこの上に海上の非常に備えるためと、航海者の標識とするために遠見番所が置かれていた。牟礼町久通の鈴木氏はこの後裔である。


嘉永安政以降外国船がしきりに瀬戸内海に出没したので、高松藩では海防を厳重にするため、東はこの長崎鼻、西は下笠居の神在に藤沢三渓が藩主の命により、砲台を築き数門の大砲を据え付けた。その遺跡は現在残っている。